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03月14日-07号

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  1. 鳩山町議会 2014-03-14
    03月14日-07号


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    平成26年  3月 定例会(第1回)          平成26年第1回鳩山町議会定例会議事日程(第7号)                        平成26年3月14日(金曜日) 1、開議 1、議事日程の報告 1、議案第17号の質疑、討論、採決 1、議案第18号の質疑、討論、採決 1、議案第19号の質疑、討論、採決 1、議案第20号の質疑、討論、採決 1、議案第21号の質疑、討論、採決 1、議案第22号の質疑、討論、採決 1、議案第23号の質疑、討論、採決 1、議案第24号の質疑、討論、採決 1、議案第25号の質疑、討論、採決 1、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 1、議員派遣について 1、日程の追加 1、発議第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 1、発議第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 1、閉会中の継続調査の申し出について 1、閉会---------------------------------------出席議員(12名)     1番  田中種夫議員     2番  松浪健一郎議員     3番  日坂和久議員     4番  森 利夫議員     5番  野田小百合議員    6番  小川唯一議員     7番  石井計次議員     8番  小峰文夫議員     9番  松田隆夫議員    10番  根岸富一郎議員    11番  中山明美議員    12番  小鷹房義議員欠席議員(なし)---------------------------------------説明のための出席者    小峰孝雄  町長       冨岡昌彦  副町長          会計管理者兼    森 正明           小峰伊佐男 総務課長          出納室長    藤野 敏  政策財政課長   吉田昌和  税務課長    福岡速身  町民課長     横川 勇  健康福祉課長    松本一久  高齢者支援課長  戸口 啓  生活環境課長                         まちづくり    清水一美  産業振興課長   石川 泉                         推進課長          企業誘致・地域    山田 稔           川田正信  水道課長          活力推進室長          教育委員会          教育総務課長兼    荒井基明           野原一見          教育長            生涯学習課長    吉野 邑  監査委員---------------------------------------事務局職員出席者    戸口 勉  事務局長--------------------------------------- △開議の宣告 ○小鷹房義議長 おはようございます。 ただいまの出席議員数は12人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。                              (午前9時59分)---------------------------------------議事日程の報告 ○小鷹房義議長 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。一昨日に引き続き、議案の審議を行います。--------------------------------------- △議案第17号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第1、議案第17号 平成26年度鳩山町国民健康保険特別会計予算の議定についての質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 10ページの国庫負担金療養給付費等負担金は前年比で2,519万円増額という予算です。これの明細といいますか、説明欄を見ますと、特に一般分で一般被保険者療養給付費分が1,600万円、後期高齢者医療費支援金分が700万円、前年の予算書と比べてそれだけそういうふうに上がっているわけなんです。これはどういう数値、あるいは考え方で予算化したのか伺いたいと思います。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 お答えいたします。 こちらの療養給付費等負担金につきましては、算出方法としましては一般療養給付費から前期高齢者交付金等を差し引いた後に、保険基盤安定繰入金の2分の1を引いて国庫負担率の32パーセントを乗じて出したものでございます。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 計算式というよりも具体的な中身がどうなのかということで、一般分とか後期高齢者医療費分がふえてくるということなんでしょうか。そういう見方で、それが実績とか一定の目安になるような指数があるとかということで予算化できているんでしょうか。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 そのとおりでございます。こちらにつきましては、後期高齢者が伸びているという形のものから試算させていただいたものでございます。 以上です。 ○小鷹房義議長 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 一般会計でもそうですが、予算編成に当たって予算編成の方針と、そういうものを出しております。一般会計の4割から場合によっては5割近い額を持つこの国保につきましても、やはり予算編成の方針というものがおありだろうと思いますので、予算編成に当たっての留意点、医療費の伸びの傾向、あるいは国・県の支出金の動向など個々、あるいは全般にわたって編成の作成のための考え方を示していただきたいと思います。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 お答えいたします。 平成26年度の予算編成につきましては、医療費の抑制を重点的に置き予算編成を行っております。医療費につきましては、平成20年度から平成24年度の決算ベースでいいますと保険給付、こちらにつきましては、20年度10億1,381万7,000円に対しまして、平成24年度につきましては12億3,353万1,000円と、2億1,971万4,000円、21.7パーセントの伸びを示しております。また、年平均にしますと4,394万3,000円の増となっております。この医療費の疾病内容につきましては循環器系疾病が多く、いわゆる生活習慣病となっておりますので、予防に対して事業を展開していければと考えております。 こうした中で医療費適正化対策及び保健事業の充実・強化を図るために、特定健康診査特定保健指導受診率アップの促進を図るという事業を行っていきたいと考えております。また、医療費通知の発送の実施、ジェネリック医薬品の普及促進に努めること、医療費分析及びデータの活用を図る、医療費及び健康づくりに関する意識の啓発を図る、このような取り組みを行っていきたいと考えております。また、医療費の分析とともに、国・県からの交付金等も注視しながら事業を展開させていただきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○小鷹房義議長 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 予算の分析といいますか、そういう考え方が実際に数値にあらわれてくるという何らかのそういうものがないと迫真性はないですよね。ぜひそうしていただきたいと思いますが、今、一般療養費のことをおっしゃったんだろうと思いますけれども、予算規模につきましてちょっとお尋ねをいたしたいと思いますが、国保会計全般で平成20年の歳出決算値は14億8,000万円、そして25年3月の先日の補正時点の歳出は19億6,000万円、5年間で4億8,000万円上昇しております。年平均約1億円の伸びを示しているのが現状です。 この当初予算と比較してみますと、平成24年度は決算値が19億1,000万円に対して当初予算は約16億6,000万円、2億5,000万円当初予算のほうが不足しているんですね。それから、平成25年度は当初予算が16億8,000万円で3月補正時点に比べて、先ほど3月補正時点は19億6,000万円と申し上げましたけれども、2億8,000万円不足していると。当初予算と決算値にこのところ非常に大きな隔たりが出ているわけです。 今年度の平成26年度につきましては、先ほど医療費の伸びを抑えるとおっしゃっていますけれども、そんなことは数字に表現できるわけではなくて、予算額は今回は前年比1億3,000万円ふえたわけですね。それでも25年3月補正時点の19億6,000万円に比べると1億5,000万円も及ばないわけですね。それで大丈夫なのかどうか、さきに申し上げましたけれども、なぜこんな小さな予算を立てるのか、その理由を示していただきたいと思います。
    小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、平成25年度補正時点と平成26年度当初予算につきましては予算規模に開きがございます。当初予算を編成するに当たりまして、医療費の算出につきましては12月末までの実績から月平均を算出いたしまして、それに残り3か月分を加えて見込み額を抑えて算出したものでございます。医療費の動向につきましては流動的な要素が多いため見込みが難しいことや、また基金等の残額もございません。当初より一般会計からの繰入金にも限度額がございますので、これから補正予算の対応となるような予算組みとなっております。 今後いろいろな形で、さらに医療費抑制、国保税の収納率対策、そういったものをいろいろ見ながら、歳出決算規模に当初から盛っていければいいかなと思っております。 以上、ご理解をいただきたいと思います。 ○小鷹房義議長 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 今、大事なことをおっしゃった。要するに予算を小さく組む原因に一般会計からの繰出金が関係していると。国保の赤字補填を毎年5,000万円、6,000万円というふうに出していますけれども、当初予算で5,000万円、6,000万円は計上できないというんですね。それは想像ですけれども、多分そうだと思います。今、福岡さんのお話でもそうです。計上したら一般会計が組めなくなる、そこまで切迫している事情があるんじゃないかとは思いますが、これはもう福岡さんのご答弁で想像ができるところであります。 少し説明を申し上げますと、繰出金を当初予算で一般会計から2,000万円ぐらいにしてほしいと、そう言われれば国保としては歳出を減らすしかないんですね。それは当たり前ですよね、歳出を減らすしかない。要するに一般被保険者療養給付費、これを中心に削るわけですね。その結果どうなるかというと、ご記憶のとおり平成25年度予算は12月補正で、一部を除きますが、1億2,400万円追加補正していますね。3月補正で約8,700万円追加補正していますね。計約2億1,000万円を計上して、それはどうなるかというと年度末に不用額が出てくることで穴埋めする、形としては。それについて私は12月、3月とお尋ねしたんですが、実は何か特殊な要因があって追加補正したんじゃなくて、最初から帳尻が合わないから帳尻を合わせたという、それだけのことだったんですね。初めはわかりませんでしたから、何か理由があるのかなと思ってはいたんですけれども。 それで平成26年度予算につきましても、先ほど申し上げたように予算額が実態に多少近づいたといっても、一般被保険者療養給付費は25年度3月補正時点より約1億円も少ないですね。先ほど年間1億円ずつ今上がっているということを申し上げましたが、多くはこの医療費にかかってきますから、1億円足りないということは、次にまた2億円補正しなくちゃいけないというそういう事情になってしまうんですね。 いずれ年度末に追加補正になるんでしょうけれども、そういうことを繰り返していくと予算の意味を持たなくなってしまう。実態を反映しない予算をつくり続ける、だから国保会計を見直す気分が起こらないんですね。実態を合わせるのはこれは大変だと、そう思うんですが、ご答弁いかがでしょうか。お二人あわせてご答弁ください。町長お願いします。 ○小鷹房義議長 小峰町長。 ◎小峰孝雄町長 国保の医療費の推移につきまして私なりに調べたことがありますので、若干長くなりますが、それをご紹介しながら今後の対応についてお答えをしたいというふうに思います。 まず、ゼロ歳から75歳の全構成員の1人当たりの医療費の平成21年から24年までの推移ですが、平成21年1人当たり19万1,211円で、県内よいほうから31位、県内の団体数は63団体です。平成22年1人当たり19万3,868円で、よいほうから21位、平成23年19万4,238円で、よいほうから14位、平成24年20万761円で、よいほうから24位ということでございます。 次に、年齢構成別にお話をいたします。 ゼロ歳から14歳、中学生までですね、これが平成21年1人当たり6万4,932円、よいほうから18位、平成22年6万3,786円、よいほうから11位、平成23年6万9,723円、よいほうから13位、平成24年1人当たり6万4,336円、よいほうから7位。 次に、15歳から64歳、いわゆる現役世代でございますけれども、平成21年1人当たり14万1,847円で、よいほうから26位、平成22年15万2,858円で、よいほうから28位、平成23年16万50円で、よいほうから35位、平成24年16万900円で、よいほうから37位。 次に、65歳から74歳までの前期高齢者でございますけれども、平成21年29万1,437円で、よいほうから15位、平成22年27万5,299円で、よいほうから1位、平成23年26万235円で、よいほうから1位、平成24年26万7,267円で、よいほうから1位ということでございます。ただ、これは1人当たりの医療費の推移でございまして、これでは全体像をつかみにくい部分がございます。 医療費の総額でお話をいたします。 平成21年と平成24年度の医療費、各層別の医療費の総額の違いでございますけれども、ゼロ歳から24歳、この4年間で約140万円減っています。理由は、1人当たりの医療費はほぼ変わらないんですが、構成員数が294人から275人に減ったことによります。 次に、15歳から64歳ですけれども、1人当たりの医療費は14万1,847円から16万900円とふえております。被保険者数は2,935人から2,721人に減っておりますが、1人当たりの医療費がふえている関係で2,148万8,000円ふえているということになります。 次に、64歳から75歳の総医療費ですが、1人当たりの医療費は29万1,437円から26万7,267円と、2万4,000円ぐらい減っておりますが、被保険者数が1,816人から2,195人にふえているということで、トータルで総医療費では5,740万円ふえているということになります。 結果的に、この4年間で総医療費は7,749万2,000円ふえていると。この医療費がふえている要因でございますけれども、元気な高齢者をいつまでも元気にというそういう面の成果は上がっているけれども、それ以上に著しい高齢化が進み、そうした医療費削減の努力をものみ込んで医療費がふえているという実態が浮かび上がってまいります。なお、15歳から64歳の、いわゆる現役世代の1人当たりの医療費はふえているんですが、これは60歳から64歳の、今詳しいデータは持っていませんけれども、この年齢の層は非常に多いんです。3つの年齢層でゼロ歳から14歳は6万円台、15歳から64歳は16万円台、前期高齢者は26万円台と、この層を移るたびに10万円ずつふえていくわけですが、これは15歳から64歳がいきなりそうふえるのかというのではなくて、やはり年齢が上がるたびに徐々に徐々に上がっていくわけですから、60歳から64歳の被保険者が多ければ徐々にふえていくということは当然のことというふうに思いますので、私はこのデータを見ると、今言ったように医療費削減の効果は生まれているが、それをのみ込んでしまうほど鳩山町は高齢化が進んでいるという実態が浮かび上がってくるということになります。 ちなみに平成21年度の被保険者の割合を平成20年度と同じだったと仮定して試算してみますと、3,738万円少なくて済んだというデータが出ております。また、県の被保険者の割合、構成割合、それが鳩山町は全く同じだったと仮定をしますと、7,730万円少なくて済むということになります。最後に、仮に各年齢層の1人当たりの医療費が県内市町村の平均と同じだったらと仮定をいたしますと約1億円ふえてしまうということになります。 そうしたことで、今の鳩山町の著しい高齢化は医療費削減だけではなかなか難しいと、効果はあるが難しいという実態が浮かび上がってまいりますので、来年度早々この国保財政健全化のためのプロジェクトチームを組みまして、年次計画を立ててこの国保財政健全化を取り組みたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 今、町長の分析が出ちゃったんですけれども、私も別の角度というか、個々にやっていきたいと思うんです。 12ページなんですけれども、前期高齢者交付金なんですが、これも金額的にふえているかと思うんですよね。これは、前期高齢者という65歳から74歳の人数の割合がもとになって国保会計に入ってくるというものですよね。鳩山は要するに加入者数が激増しているという状況にあるから一定額、1億円近く入ってくるという見込みになるんでしょうか。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 はい、そのとおりでございます。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) それで、あと10年ぐらいたちますと、ほとんど後期高齢者に入ってくるというふうになって、65歳から74歳の加入者数というのが激減するんじゃないかなと思うんですよね。そうすると、この入る交付金も激減するということになるわけですね。そのときは非常に財政上大変だなと思うんです。そういう例が今現在、吉見町が5,000万円ぐらい毎年この交付金が当てにならないといいますか、この交付金の制度のために5,000万円ぐらい余計に一般会計から持ち出さなくちゃいけないという例がありますが、仕組み上といいますか、説明等をよろしくお願いします。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 前期高齢者交付金の説明ということですけれども、こちらにつきましては今、議員さんがおっしゃいました、65歳から74歳までの国保被保険者といった従来の制度に加入して、今までおります保険者間の医療負担の均衡を、各保険者の加入者数に応じて調整されるものでございます。この具体的な調整は社会保険診療報酬支払基金が行っておりますけれども、調整方法につきましては、各医療保険者における前期高齢者の加入率が全国平均を下回る保険者がその下回る分だけ調整金を出して、その率が全国平均を上回る保険者にはその上回る分だけ調整金を支給するという仕組みになっております。したがって、鳩山の場合はふえているという形になります。 以上です。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 県の補助金の調整交付金という問題もありますけれども、具体的にわかりやすいものでは14ページの共同事業ですね。財政共同安定化で説明によりますと、1件5万円以上の医療費をプールして、その費用を案分するようなそういう方式に変える。今まで10万円以上というようなことがあったんですけれども、今後、26年度は5万円になると。目指しているのはゼロ円ですか、1万円ですか、全て共同で医療費を見るというような考え方があるようなんですけれども、その辺の流れと5万円に下がった場合にどうなるんでしょうか。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 お答えいたします。 こちらにつきましては、平成27年度には一応全部という形になります。それと、こちらの流れというか、どうなっていくのかと申しますと、今現在10万円未満という形の医療費につきましては全体費用額の大体44パーセントぐらいを占めております。したがって、こちらにつきましてはパーセント的にもかなりウエートを占めておりますので、今後もこういった形で伸びるということを考えております。ですので、今後もそういった医療費の増加を見て分析をしながら、これに対処していければいいかなと思っております。 以上です。 ○小鷹房義議長 ほかに。 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 先ほどの続きですが、国保の見直しということをおっしゃっておりました。実態をあらわさない、反映しない予算を組む原因は先ほども申し上げましたけれども、直接は町の基金不足ですね、お金がないんだ。そういう町のお金がないから小さく組むのは一般会計の中の事業でもありましたよ。大きい額もありました。やっぱり全てに影響してくる。もうそうしないと予算が組めないんですね。いろいろな考え方もあるでしょうけれども、現実に使えるという基金は、26年度末、2億円に達しないと思います。1億、もう2億円弱という、全部かき集めてですよ。 それから、繰越金が26年度でどのぐらい出るかというのも不安です。予算を小さくしていますから、やはり相変わらず大きなところで追加補正していかなければならない。 押せ押せの公共事業も、直接、間接さまざまな形で影響しております。これは心配したんですよね。あれだけ大きな額を扱うとやはり少し金銭感覚が甘くなる、それは現実に出ていると思います。 予算が組めるかどうかという目前切迫した状況なんですね、一般会計が。ぜひ国保の見直しとおっしゃっていますが、それだけじゃなくて一般会計も含めた財政計画全般をこれはもう見直す必要がありますよ。ほっておいちゃうと赤字になっちゃう。 話は違いますけれども、一時借入金などもこれも僥幸なんですよね。一時借入金5億円と一般会計でありますよね。でも幸いにして介護保険の保険料が2億円ほどプールされている。これが使えたよと、やりくりはですよ。それから水道会計のほうで料金があるからそれも使えるよと、これは去年でしたかね、条例か何かを直して、直したのはもうそこまで行っているんですよ、もうかき集めてかき集めて、そして一時借入金もいつも借りられないから自分のところで何とかしようと、そういう状態ですよね。 もう財政全般を見直さなければいけない。これはもう町長にご答弁をいただくしかないですね。 ○小鷹房義議長 小峰町長。 ◎小峰孝雄町長 それでは、お答えをいたします。 一般会計につきましては、26年度、システムの県の共同化事業等、複数の特殊要因があり、今年度財調等からの繰入額が多くなりましたけれども、27年度につきましては、そういう特殊要因がなくなるということがございます。そうした面を踏まえながら、既に申し上げていますように平成27年度は基金の繰り入れなく予算編成をすると、そういう決意で臨んでおりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○小鷹房義議長 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 基金を繰り入れなくて予算編成を組むのはいいですけれども、最後に年度末に帳尻を合わせるようになって、そこでまた基金を繰り出すしかなくなると、そういうふうにならないようにお願いします。 ○小鷹房義議長 ほかにどなたか。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 20ページの歳出の関係ですけれども、保険給付費の一般被保険者療養費でいいかと思うんですけれども、25年度で高額医療費等が大幅に増額補正になりましたけれども、そういう方の医療費というのは26年度分にどのように影響があるんですか、また、なくなるんですか。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 お答えいたします。 保険給付の一般被保険者療養給付費は、議員おっしゃるとおり25年度に補正対応しておりますけれども、その影響なんですけれども、26年度についても25年度の該当者の方が医療機関へ受給することが考えられますので、医療費が増加する要因の一つと考えております。 以上です。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 医療費が急増したりする年度があります。それは過去もそういう波があったわけですよね。後期高齢者といいますか、高齢者医療の関係のときもそういうことがあって、1億円ぐらいぽんと上がったりしたわけですよね。なかなか予想というのは立てられないんですけれども、実際の患者の数とかを見ながら補正する、後追いになったりもするわけですね。それはやむを得ないことだと思うんですよ。やむを得ないし、赤字になれば当然町が補填すべきだと思うんです。そもそも今の国保税を決めた時点で黒字化を狙ってはいないんです。国保税を全体で5,000万円引き上げます。ただし一般会計も5,000万円は出しましょうと、そういうふうな増税案が出て通ったんです。その後、5,000万円まで行かない年度もありましたけれども、最近はちょっと多目になってきましたよね。そういう面で健全化の長中期的な契約というのは必要だとは思いますよ。そういう町の何といいますか、特色的な中身というものを重視しながら税額等を決めていくということが必要だと思うんですよね。 国の負担金、補助金というのは減らされていますし、県の調整金もよくわからないし、そういう中でやっているわけですよね。案分とかそういう幾ら来るか通知が来てから予算をつくるみたいなそういう会計をやって、決算ではとにかく帳尻を合わせなくちゃいけないというような難しいところがありますし、予算書そのものがそんなに余裕を持ってやるべきものじゃないんですよね、これは。 そういうことで、ぜひ具体的なところをよく見ながらやってもらいたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 これから国の動き並びに県の動きを見ながら国保関係、これにつきましては、今、社会保障制度改革国民会議がございました。その中で国民皆保険制度を守るために国民健康保険が抱える財政的な構造問題という形でいろいろ協議されておりまして、その解決をしていかなければならないという形で国のほうに報告書が提出なされました。その内容が国民健康保険の保険者の移行という内容が一つございます。どういうことかと言いますと、今、鳩山町がやっている国民健康保険の保険者を埼玉県にというふうな動きでございます。財政運営の責任は都道府県が補うと、担うという形のものですね。それと、じゃ市町村はどうするんだということになりますけれども、保険税の賦課徴収並びに保健事業などは引き続き市町村が行うという形のもので、全て都道府県に、埼玉県のほうに行くということではなくて、そういった分権的な仕組みをつくっていこうという形のもので今動き始めております。こちらにつきましては、平成29年度までを目途にいたしまして国・県、それと市町村、そういった形で連絡調整をとりまして、そういった体制、改革に向けて今進め始めているところでございます。 そういった中で保険税の関係もいろいろ出てくると思います。そのときは、まずは法改正、そういった形につきましては、また皆様にいろいろな形で議決をいただくようなことがあると思いますので、そういった移行等を見ましていろいろ検討させていただきたいと思っております。 以上です。 ○小鷹房義議長 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 予算編成のシステムについて今お話がありましたけれども、その件でちょっと触れておきますが、実際予算書はなかなか理解が及ばないところもあるんですが、それに関してシステムが多少わかるかなと思ったものですから、お尋ねいたします。 ページ13の県補助金の財政調整交付金、これは国保の体制充実に応じて出てくるものと、そういうふうに聞いておりますが、少し詳しく内容を説明していただきたいと思うんです。どういう形で県のほうから出てくるのかということも、予算編成に当たって我々としては知りたいところだと思うんですね。 そして、ちょっと質問が重なりますけれども、26年度予算は前年度に比して大幅に減るんですね。前年度1億4,000万円云々、今年度8,600万円、ばっと下がるんですね。これはなぜなのかと、その理由をあわせて示していただきたいと思います。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 お答えいたします。 財政調整交付金の関係でございますけれども、こちらにつきましては普通調整交付金並びに特別調整交付金というのがございまして、特別調整交付金につきましては、いろいろ事業を行いまして、その事業の中にポイント制みたいなことがございまして、そちらのほうが年間努力したという結果だと若干交付金が上がるという制度もございます。そういった内容のものがございまして、事業的にはそれを多くもらうことを目指してやって、その補助金をもらうという形を事業としてやっております。 それと金額の関係で、何でそんなにという形のものでございますけれども、先ほどもちょっとお話ししましたけれども、トータル的に医療費の関係なんですけれども、そちらのほうには抑えた部分がありますので、そういった形でなっています。 以上です。 ○小鷹房義議長 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 今のご答弁ですが、ポイント制という、例えばいい収納率ならば足しますよとか、何やればあれしますよ、ポイント制にしてもそれじゃどうなるのかというと、それがこんなに大きな影響するとはちょっと思えないですね。例えば平成23年は幾らだったか、このときにどういう制度だったかはわかりませんけれども、平成23年は4,738万9,000円ですよ。それで翌24年になると8,516万1,000円、倍に上がっちゃったんですね。そして平成25年度1億5,314万5,000円、また倍に上がった、倍々ゲーム。そして26年は9,382万3,000円、これは支出金も全部合わせていますけれども、今度は半減とは言わないけれども、幾らですか、6割ぐらいになってしまったと。そんな荒っぽいポイント制なんていうのはないでしょう。 そうして見ますと、6ページの共同事業交付金が、これがまたすごいんですよね。共同事業交付金が前年1億3,000万円になったところが2億1,000万円に、ばんと今度ははね上がると。これとの絡みというのはあるんじゃないんですか。その辺はいかがですか。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 共同事業交付金の絡みの関係、増減理由につきましてですけれども、高額医療費共同事業交付金と保険財政共同安定化事業交付金につきましては、こちらにつきましては埼玉県の国保連合会より県内市町村からの提供した額によって提出されて通知が来るものでございます。そういった形で、これにつきましては当然二つは関係してくるということになります。 以上です。 ○小鷹房義議長 松田議員。 ◆9番(松田隆夫議員) 同じ交付金もこれは算定の方法があるわけですから、何においても算定の方法があるわけですから、算定もちゃんとどういう根拠で出てきているのかと、そういうこともちゃんと調べておかないと国保の見直しなんてできないですよね。 それからこの間、赤字補填6,800万円、直接伺ったのは国保の税の不足は幾らですかとお尋ねしましたよね。あれなんかもやっぱり6,800万円赤字補填しているから、それに近い額だろうなと思うけれども、そうじゃないかもしれない、それはやっぱり数字でちゃんと出しておかないと。一つ一つ分析しておいて、分析というのは根拠をちゃんと見ておくということですよね、分類しておくということですね。そして、じゃどうすればいいのかと。先ほど国保の税率を上げるとか何とか言いましたけれども、それも非常に重要な要素だけれども、その前にやっておかなければいけないことがあると、これはやはりもっと綿密に自分の頭の中に組み立てておいていただきたいと、そのように思います。 ○小鷹房義議長 小峰町長。 ◎小峰孝雄町長 先ほど、来年度早々国保財政健全化プロジェクトチームを結成するというお話をいたしましたが、その中で議員ご指摘の点も十分踏まえて研究してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いをいたします。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。 石井議員。 ◆7番(石井計次議員) 私を除いて質疑が出尽くしたようですので、私のほうから何点か質疑をさせていただきます。 今回の当初予算18億1,190万円何がし、前年比7.8パーセント規模の増額になるようでございますが、一連の質疑や答弁を聞いておりまして、非常に町民課長、座り心地の悪い席に座っていらっしゃって、いろいろスタディーを積み重ねていかないとなかなか質疑に対応し切れなくて大変だとは思いますけれども、大変だと承知の上で私のほうから質疑をさせていただきますが、まず、先ほど町長のほうから本町の人口構成のもとに数値の答弁がありました。実は、私、けさ町民課の窓口に立ち寄りまして、本町の人口構成に沿ったこの医療費の支出額、給付額、これのデータはありますかというお尋ねをしました。今やっているところですと、こういう回答でした。これは国保に限らず、本町の座標軸というのは私は本町の人口構成から大きなヒントを得られるはずだというふうに日ごろ感じております。そういった関係で、けさ窓口に立ち寄りましてそういうお尋ねをしましたところ、今やっている。今やっていることは進行形で結構なんですが、やっていないというよりは。こういったことを年々正確にデータとして確保していく、それによって正確な当初予算の積み上げというのができていくものではないかという、こういう気がします。 課長、いかがですか。 ○小鷹房義議長 福岡町民課長。 ◎福岡速身町民課長 議員おっしゃるとおりでございます。 終わります。 ○小鷹房義議長 石井議員。 ◆7番(石井計次議員) 否定はされないと思って質疑しましたけれども、ほかの会議体で私が広島県呉市、ここの国保の運営についてちょっとヒントといいましょうか、課長のほうに呉市の事業の運営内容を少し調べていただけませんかと言いましたら、早速資料をいただくことができました。この内容を見ますと、本町は医療費の1人当たりの歳出額は決して全国平均を見ても多くないんですよ。これはどこから来ているかというと、これは人口構成にあるんです。先ほど町長も認識されている答弁があったとおりです。 そこで、さまざまな先進的な医療費の適正な、これはいただいた資料の表題は「医療費適正化に係る現状」と、こういうふうな見出しの資料なんですけれども、ここで新年度から本町の国保の健全化プロジェクトチームが発足するというお話を先ほど初めて私聞きましたけれども、それがどういうメンバー構成なのか、いずれ発表はあろうかと思いますけれども、この国保の数値だけ見ると国保事業に何か瑕疵があるんじゃないかという誤解をされてはいけませんので、ここで私の日ごろの思いから確認をさせていただきますと、国保事業の所管課は町民課ではありますけれども、隣の健康福祉課であったり、さまざまな課に横断している事業なんですよ、本来の数値の構成というのは。そういうふうなところを捉えていただいて、そのプロジェクトチームというものが今度の27年度の予算に、より先進地の事例等々が本町にとってどこまで吸収できて反映できるのか、そういうふうなものを本町の人口構成に照らし合わせながら取り組んでいただければと思いますが、町長、ご所見を伺います。 ○小鷹房義議長 小峰町長。 ◎小峰孝雄町長 それでは、お答えをいたします。 先ほどデータの説明をいたしましたけれども、一言でまとめれば保健センターや健康福祉課を中心に進めている、元気な高齢者をいつまでも元気にというところでは一定の成果を上げているけれども、鳩山町の著しい高齢化はそれを上回ってしまうほどの、それらを台なしにしてしまうほどの高齢化が進んでいるということがわかっております。大体この前期高齢者の構成数のピークですけれども、手元に今データがないんですが、平成27年と平成32年がほぼ同数なんですね。そこから推察をいたしますと、その間でピークを迎えるというふうに今は私は判断をしています。その辺も踏まえまして、ピークまでをいかに乗り越えるかということで、先ほどから議論されていますさまざまな国保の制度、仕組みや保険税はどうあるべきなのかと、そういった根本的な議論をしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○小鷹房義議長 石井議員。 ◆7番(石井計次議員) そのプロジェクトの発足した中には、応能、応益の観点からお願いをしておきたいのは、鳩山町では県のほうとの連携がどういうふうになっているのか、いわゆる賦課方式の問題がございます。この賦課方式については、やはり固定資産税を課税しておいて、今度は資産割がまた次にやってくるというのはちょっと税の二重取りではないかという感が否めないところがあるんですが、国保の健全化、健全化と言いながら賦課方式で二重取りじゃないかと言っていると何か矛盾しているように聞こえるかもしれませんけれども、それはそれ、これはこれ、このあたりのところもぜひご検討をいただきますようお願いしておきます。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第17号 平成26年度鳩山町国民健康保険特別会計予算の議定についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 会議の途中ですが、ここで休憩いたします。 11時10分から再開いたします。                             (午前10時59分)---------------------------------------小鷹房義議長 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時13分)--------------------------------------- △議案第18号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第2、議案第18号 平成26年度鳩山町毛呂山・越生都市計画事業今宿東土地区画整理事業特別会計予算の議定についての質疑を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第18号 平成26年度鳩山町毛呂山・越生都市計画事業今宿東土地区画整理事業特別会計予算の議定についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第19号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第3、議案第19号 平成26年度鳩山町介護保険特別会計予算の議定についての質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 16ページの保険給付費で、目1居宅介護サービスの給付費ですが、これが平成25年度の当初を見てみますと、前年比で4,800万円減らした形で組んだんですよね。今回は4,314万円前年比でふやしているということなんですけれども、この件について伺いますが、やっぱり居宅介護サービスを使わざるを得なくなっているというような実態からふやしているのかという点を伺います。 ○小鷹房義議長 松本高齢者支援課長。 ◎松本一久高齢者支援課長 お答えいたします。 目1居宅介護サービス給付費3億4,839万5,000円の前年度比4,314万8,000円の増ということでございますが、24年度は減額で今回はふえているということのご質問でございますが、こちらにつきましては、昨年度、平成24年度の居宅介護サービス費の決算額が今年度の決算見込み額と比較いたしまして5,044万1,000円、率にいたしまして約18パーセントの増となっていることから、このような伸びを勘案いたしまして予算を計上いたしました。 サービス費が伸びている主な理由といたしますと、訪問介護、訪問看護などの訪問系のサービスや有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅などの特定施設入居者生活介護の給付費の伸びが高いことが主な理由でございます。これらのサービスにつきましては、町内に新たな新規事業者、訪問介護ですと豆の家、訪問看護ですと彩西訪問看護ステーション、あとサービス付高齢者住宅ですと麻見江ホスピタルという事業所が参入いたしまして利用者が増加しているものと考えられます。 また、居宅介護サービスの利用者の状況を見ますと、要介護、要支援認定者がふえていることから、居宅介護サービス利用者数も前年度に比べまして24人ふえている状況となっております。 終わります。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) このふえ方については、これまでの介護保険計画に対して計画の総量からするとどうなんでしょうか。予算と計画は別に組むようにしてもらってあるかと思うんですが、その関係でどうでしょうか。 ○小鷹房義議長 松本高齢者支援課長。 ◎松本一久高齢者支援課長 この居宅介護サービスにつきましては、当初予算、先ほどお話いたしました3億4,839万5,000円でございますけれども、これは実績に基づいて計上したものでございますけれども、一応居宅介護サービスの計画書の予算は4億8,547万6,000円でございまして、対計画執行率につきましては71.8パーセントということでございます。 いずれにしましても、第6期介護保険事業計画の策定に向けまして団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、今後の高齢者の動向を勘案して介護事業やそのために必要な保険料水準を推計するとともに、それらを踏まえた中長期的な視野に立って具体的な施策を計画に盛り込む必要がございます。 今後の第6期計画策定のポイントといたしましては、団塊の世代が後期高齢者となる2025年のサービス水準、給付費や保険料水準等の推計、そして高齢者の皆さんが住みなれた地域で生活を継続できるようにするための住宅サービスや施設サービスの方向性の提示、また多様なニーズ主体による多様なサービスの確保など生活支援サービスの整備、そして医療・介護連携の機能、認知症への早期対応など医療・介護の連携、認知症施策の推進、また高齢者の日常生活の支援や保健医療、介護などのサービスが提供される前提となる住まいなどが考えられておりますので、これらを検討してまいりたいと思います。 終わります。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 26年度は第6期の計画をつくって保険料も決めるということになるわけなんですけれども、その前に第5期における26年度分としての保険料、これについても私は見直すべきだと思うんですが、基金との関係で保険料の設定をどういうふうに考えていくかという点を中心に答弁をお願いします。 ○小鷹房義議長 松本高齢者支援課長。 ◎松本一久高齢者支援課長 お答えいたします。 第6期計画期間における第1号被保険者の保険料におきましては、低所得者への軽減強化への見直しが予定されております。そして、現行では所得段階別に原則として6段階設定となっております。世帯非課税である方については基準額の0.5倍、または0.75倍を標準として軽減されています。第6期計画期間における保険料は高齢化の進行に伴う保険料水準の上昇と消費税率の引き上げに伴う低所得者対策強化を踏まえ、基準額に乗ずる割合をさらに引き下げ、その引き下げた分について現行の給付費の50パーセントの公費負担に加えて公費を投入する案が上がっております。また、所得調整を強化するために、標準6段階を用いている現行の調整方法を標準9段階を用いた調整方法に改める案もございます。本町といたしましては、第5期同様、保険料負担の細分化を図り、保険料負担の応能性を高めていきたいと考えております。 また、基金の状況でございますけれども、第5期介護保険事業計画においては平成26年度の保険給付費を11億7,742万5,000円と見込み、介護給付費準備基金からの繰り入れも見込んでいましたが、平成26年度の当初予算では前年度の実績などから保険給付費を2億6,298万8,000円少ない9億1,443万7,000円と見込んだため、第1号被保険者の保険料で保険給付費が賄えたため、介護保険給付費準備基金から繰り入れが行われていないものでございます。 終わります。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。 最初に、原案に反対の議員の発言を許します。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 6期目の計画、保険料の策定については、ぜひ現在よりも引き下げる方向で検討をお願いしたいと思います。また、26年度分の保険料ももう引き下げられると思うんです。前に稲垣議員が意見を言っていましたが、300万円ぐらいかかるというんですけれども、300万円かけたとしても保険料の見直しをやっていくべきだと考えます。 以上で反対討論とします。 ○小鷹房義議長 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 賛成討論なしと認めます。 次に、原案に反対の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 反対討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第19号 平成26年度鳩山町介護保険特別会計予算の議定についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第20号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第4、議案第20号 平成26年度鳩山町後期高齢者医療特別会計予算の議定についての質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 6ページの後期高齢者医療保険料に関連して伺います。 26年度分の保険料については改定がされるということなんですけれども、改定でどのような影響が出るのか伺いたいと思います。 ○小鷹房義議長 松本高齢者支援課長。 ◎松本一久高齢者支援課長 お答えいたします。 後期高齢者医療保険料の改定の状況でございますけれども、まず広域連合から送られてきた資料によりますと、剰余金の活用により現行とほぼ同額の1人当たりの保険料を維持したいと書かれております。その内容ですと、1人当たりの保険料が平成24年、25年度が7万5,236円でしたが、平成26年、27年度は剰余金の活用をしないと7万9,781円と、4,545円アップしますが、今回は剰余金を活用し、さらに軽減拡充により平成26年、27年度は1人当たりの保険料が7万5,230円と、平成24年、25年と比較いたしましてマイナス6円と1人当たりはなります。均等割軽減の対象となる基準を勘案したため軽減対象者が2万6,000人ふえ、5億7,000万円の均等割の軽減をしているため軽減対象者の保険料は減りますが、対象とならない方は微増という保険料の傾向でございます。 終わります。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 私も広域連合のほうから具体的な数値を出してもらいました。やっぱり5割軽減とかということで、結構年金等で多くもらっている人でも軽減されて保険料が安くなるという方がいる一方で、国民年金等で生活していらっしゃる人で軽減がないというような世帯があるようです。そういうことで、平均6円下がるんですよね。上がるよりはいいかと思うんですけれども、一定の配慮はされたと思うんですよね。基金の活用もされたと思うんですけれども、補正のところでも答弁してもらいましたように、まだまだ多額に基金や繰越金を持っているんですよね。それをもう少し活用してもらうということが必要だと思うんですが、滞納とかそういうところに影響が出ないんでしょうか。 ○小鷹房義議長 松本高齢者支援課長。 ◎松本一久高齢者支援課長 基金の活用ということでよろしいんでしょうか。 今回の改正等の基金の活用の関係でございますけれども、先ほどもお話ししましたけれども、現行とほぼ同額の1人当たりの保険料を維持するために、財政安定化基金ではなく今回は前年度までの保険料、要するに剰余金82億円のうち81.7パーセントに当たる67億円を活用したということでございます。これは、埼玉県広域連合、埼玉県後期高齢者医療懇話会の提言に沿った案でございまして、埼玉県知事からの賛同も得たとのことでございます。財政安定化基金につきましては、医療給付費の急激な増加や保険料徴収率の低下など、基金本来の役目である不測の事態に備えるセーフティーネットとして温存すると判断いたしまして、保険料上昇抑制財源としては活用しない見解と伺っております。 終わります。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 質疑はないです。終わります。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 ないようですので、これで質疑を終結します。 これから討論を行います。 最初に、原案に反対の議員の発言を許します。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 反対の討論を行います。 埼玉県後期高齢者医療広域連合では、次期保険料の抑制財源として決算剰余金82億円と財政安定化基金84億円の166億円があるわけですね。このうち剰余金の82億円を活用すると。その中で67億円だけ使うということになったようです。特に低所得者対策として2割、5割軽減の充実を行うということで、1人当たりの保険料は現行よりも6円引き下げになるというふうになっていますけれども、高齢者の暮らしは生活物資の値上げや年金の引き下げ、消費税の増税などによってますます厳しくなるばかりなんです。もっと大幅な引き下げを行うべきです。 こういう点で反対です。 ○小鷹房義議長 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 賛成討論なしと認めます。 次に、原案に反対の議員の発言を許します。     〔「なし」と言う人あり〕
    小鷹房義議長 反対討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第20号 平成26年度鳩山町後期高齢者医療特別会計予算の議定についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第21号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第5、議案第21号 平成26年度鳩山町農業集落排水事業特別会計予算の議定についての質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 6ページに使用料があります。使用料に対する26年度予算での消費税分については幾らになるんでしょうか。 ○小鷹房義議長 清水産業振興課長。 ◎清水一美産業振興課長 お答えいたします。 こちらも現年分と滞納繰越分が計上してございますけれども、ざっと8パーセントで計算しますと52万円ほどの消費税ということになります。 以上です。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 1件当たりといいますか、増税分についてはどのぐらいになるんでしょうか。 ○小鷹房義議長 清水産業振興課長。 ◎清水一美産業振興課長 単純に3パーセント分が上乗せになっておりますので、こちらの8分の3が増税分相当ということになります。 以上です。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 8ページの歳出の関係で伺いますが、歳出の関係で町として消費税がかかるところについて説明をしていただきたいと思いますが、それで総額についてもお願いします。 ○小鷹房義議長 清水産業振興課長。 ◎清水一美産業振興課長 お答えいたします。 歳出につきましても、さきの補正のほうのときの質疑でも申し上げましたけれども、税務署のほうには平成19年12月に消費税課税事業者選択不適用届出書というものを提出してございまして、消費税の申告をそれからはしていないということでございます。消費税のほうの計算に当たっては、かなり複雑な計算があるようでございまして、課税仕入れとか特定収入ですとかいろいろ特殊なものがございまして、そういった細かいことについてまだよく調べていない状況なんですが、大ざっぱに見ますと、補助金ですとか起債ですとか分担金ですとか補助事業に伴う一般会計からの繰入金ですとか、そういったものが特定収入に当たって消費税の申告から除外されるというようなことがあるようでございます。 そういった意味合いからしますと、歳入で分担金が入っておりますけれども、そういったものに係る支出についての消費税は除外されるということになるようでございますので、大ざっぱな計算はまだしていないんですけれども、単純に支出の全額が消費税がかかると計算しますと、67万2,000円ほどの消費税の支払いになってくるという計算になります。先ほど歳入で52万円ほどということでございまして、15万円ほどの差額、これが還付になるのではないかというふうな部分がございますけれども、先ほどの分担金に係る予算では250万円ほどを見てございます。こちらのものの支出に係る予算項目でいきますと、事業費のほうと公債費にも一部充当してございますが、それと施設費のほうにも分担金が計上してございます。これに係る消費税分が控除されますと還付が発生しないのではないかというように見込まれます。 以上です。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 還付がされれば消費税を引き上げなくてもいいという考えじゃなくて、取るといいますか、家庭から受け取る消費税ですね、これについては何とか軽減できないかというところがあるわけです。集落排水、そういう下水を利用している家庭でも世帯数が少ない家庭というのがあると思うんですね。1人で住んでいる人と2人程度で住んでいる、そういうところに対しての軽減措置があってもいいと考えています。集落排水だけじゃなくて浄化槽についても水道についてもそういう考え方を持って、これから質疑もしていくわけなんですけれども、その辺で要するに加入世帯の世帯数なんかを捉えているんでしょうか。 ○小鷹房義議長 清水産業振興課長。 ◎清水一美産業振興課長 お答えいたします。 こちらは水道料金と全くの連動しているシステムでございますので、水道と同じ加入世帯という扱いで取り扱っております。 以上です。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第21号 平成26年度鳩山町農業集落排水事業特別会計予算の議定についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第22号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第6、議案第22号 平成26年度鳩山町浄化槽設置管理事業特別会計予算の議定についての質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 7ページの浄化槽使用料のところで伺いますが、この使用料については1か月2,500円ですよね。ということは、3パーセント上がると71円上がるということになりますかね。そういうことでの消費税総額というよりは、一家庭に対する負担について伺いたいと思うんですけれども。 ○小鷹房義議長 戸口生活環境課長。 ◎戸口啓生活環境課長 お答えいたします。 この使用料の月額2,500円でございますが、今回浄化槽設置化の事業につきましては、この2,500円については内税扱いということもございまして、一応いろいろな影響を考えまして値段は内税で据え置いておりますので、実際の税を抜いた使用料は3パーセント分下がっているというふうなご理解をいただければと思います。これについてはいろいろ試算しまして、常任委員会等にもお諮りいたしまして何とか2,500円で増税分をこなせるだろうという判断に基づいて、これについては一応消費税の値上げはしておりません。 ただ、その次にございます清掃及び収集運搬料でございますが、こちらについては近隣の市町村の浄化槽整備事業をやっているところに比べると約2割ぐらい安いというふうなことがございまして、これについては今回の議案第4号だったと思いますけれども、消費税分の上乗せをお願いした、ご議決をいただいております。ですから、こちらについてはその分が出ているというふうなことでございますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 ありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第22号 平成26年度鳩山町浄化槽設置管理事業特別会計予算の議定についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○小鷹房義議長 起立全員です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第23号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第7、議案第23号 平成26年度鳩山町水道事業会計予算の議定についての質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 4ページの事業収益の中の営業外収益で、消費税及び地方消費税還付金ということで2,087万7,000円ということになっていますね。後ろのほうでは25ページにもあるわけなんですけれども、これについて前年に比べて激増しているということの理由を伺います。 ○小鷹房義議長 川田水道課長。 ◎川田正信水道課長 お答えいたします。 消費税還付金が激増している理由は何かということでございますけれども、消費税の納付税額は基本的には売り上げに係る消費税額から仕入れに係る消費税額を控除することによって算定することとなります。水道事業の場合には仕入れに係る消費税のほうが売り上げに係る消費税よりも多額となっておりますことから、消費税還付金が生じているわけでございます。 また、水道事業会計ですと3条予算と4条予算との別建てになっておりますけれども、消費税の納付税額等を計算する場合にはこのような予算上の区別はございません。基本的には全ての課税取引の結果、このような消費税還付金が生じることとなったわけでございますけれども、平成26年度予算の場合、4条予算に計上しております池田浄水場改修工事が税抜きでおおむね3億円強の工事費を計上させていただいているわけでございますけれども、この金額に消費税率8パーセントを乗じますと2,400万円ほどになるわけでございます。このことが消費税還付金を大きく増加させる要因ということでございます。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 消費税の具体的な納税の問題、税務署との関係なんですけれども、半年ごとに予定納税とかそういう制度があって申告しなさいと、お金と一緒に出しなさいということがあるんでしょうか。 ○小鷹房義議長 川田水道課長。 ◎川田正信水道課長 お答えいたします。 期間別に半年ごととか、四半期別とかというのは申し上げられませんけれども、失念いたしておりますが、予定納税等の措置はございます。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) そうすると、毎年のように還付金があるというような事業内容でいけばその分、要するに営業外収益ですから、水道料金等で係る消費税をいただかなくても経営としてはそんなに影響がないというふうに考えられるんですけれども、その辺はどうなんですか。還付されればそれだけ利益になってくるという計算になりますよね。 ○小鷹房義議長 川田水道課長。 ◎川田正信水道課長 お答えいたします。 水道の経営という観点に立ちますと、水道の経営という観点と消費税の計算というものは別というふうに考えていただければと思います。消費税の還付するなり納付するなり、そちらにつきましてはあくまでも、いわゆる売り上げに係る消費税、それから仕入れに係る消費税を差し引きしたものだけで算出するものでございます。 一方、経営につきましては収益、費用、それらを見た上で計算されるということになりますので、消費税額を納める、それからいただくということとは基本的には相違してくるわけでございます。ただ消費税を還付していただく、もらうということでありますと、いわゆる仕入れに係る税額のほうが多いわけですから、相対的に言いますと、いわゆる赤字経営になっている場合のほうが多いと。本町の26年度予算の場合におきますと、還付金が多くなっていますよということは、いわゆる投資的経費、池田浄水場の改修工事ですので、投資的経費が大きくなっておりますので還付されるということでございますので、その辺についてはご理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 ほかにございますか。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) もう一つは別の件で、6ページに国庫補助金が載っています。資本的収入の2、国庫補助金で70万円と、こういう予定がありますけれども、これは要するに池田浄水場の工事にかかわるものだと思うんですが、70万円しか来ないんでしょうかという質問なんですが、どうぞ。 ○小鷹房義議長 川田水道課長。 ◎川田正信水道課長 お答えいたします。 国庫補助金70万円ということでございますけれども、これらにつきましては基本的に議員ご指摘のとおり池田浄水場の改修工事に係るものでございますけれども、県のほうともいろいろ折衝しておりますけれども、基本的には細かい要件がございまして、本町の場合ですと予算計上時点ですと70万円のみだということを伺っております。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 国庫補助金はいただけるだけいただいたほうがいいと思うんですね。もう一つは、割のいい企業債が発行できるかという点があると思うんですよね。これがありそうなんですよね。国の予算で老朽化対策ということでは全般的に言っていますけれども、水道事業についても言っていまして、地方財政計画の起債の部で前年よりも353億円ふやしているわけです。その中身はよくわからないんですけれども、担当課としてこれは使えそうかどうかというのは調べがつきましたでしょうか。 ○小鷹房義議長 川田水道課長。 ◎川田正信水道課長 お答えいたします。 国の予算で老朽化対策が徹底して9.3パーセント、353億円の増額となっているがということでございますけれども、ご質問の件につきまして、総務省自治財政局財政課から平成26年1月24日付の事務連絡で発せられております「平成26年度の地方財政の見通し・予算編成上の留意事項等について」のうち、平成26年度の地方債計画、通常収支分を参照されてのご質問かと存じます。 水道事業におきましては、予定キャッシュ・フロー計算書及び予定貸借対照表等に記載しておりますけれども、平成26年度の資金期末残高はおおむね5億円弱でございます。通常の事業を実施するには不足を起こさない金額ということになります。今ご指摘の国からの財政支援措置、いわゆる交付税措置でございますけれども、それを目的としまして公営企業債の発行も検討いたしたところでございます。 この結果、交付税措置を受けるには一般会計からの繰り出しが必要となること及び起債条件も相当程度厳しいということがわかったところでございます。したがいまして、公営企業債の発行、これにつきましては断念したところでございます。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 一般会計も厳しいかと思いますけれども、水道のほうも今のところ内部留保があって、それで池田浄水場は100パーセントつくっちゃおうということで、後年度的にはいいと思うんですが、お金を多くするという意味からすると、一般会計から一時借りるといいますか、出してもらって後で水道では返済するということになると思うんですが、そうなるとその分の利益を考えなくちゃいけないという面もありますけれども、そういう努力の関係でできないものかなという点が考えどころだと思うんですが、その辺は何というんですか、要するに黒字化を目指して内部留保でやって自己資本を多くしていこうという方向が決まっているわけで、後は資金繰りということになると思うんですが、その辺いかがでしょうか。 ○小鷹房義議長 川田水道課長。 ◎川田正信水道課長 お答えいたします。 基本的には国からの財政支援措置を受けるに当たりましては、一般会計からの繰り出し、これが必要となります。したがいまして、今の時点ですと先ほどからもいろいろな方のご意見等を伺っていますけれども、一般会計のほうも厳しいというような状況でございまして、水道会計のほうに一般会計から繰り出すということは厳しいのではないかというふうに基本的には判断しているところでございます。これらのことを考えまして、公営企業債のほうの発行のほうは少し無理なのではないかというような考えに至ったところでございます。 以上です。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) それでは、水道料金についての見直しをしたらという、適正化を行うべきじゃないかという点ですけれども、基本料金が1か月10立方メートル以下、一定額を出すことになっているわけですけれども、今、1か月10立方メートルも使わない、普通に使っても使わない、5立方メートルあたりで、5立方メートル以下でも間に合うというそういう世帯もあるかと思うので、やはりゼロから5立方メートル、5立方メートルから10立方メートル、10立方メートルから15立方メートルぐらい、そういう段階を考えて5立方メートル以下を基本料金にする、それ以上は今のような1立方メートル当たり100円とかですよね、そういう料金にしていくということを考えているんですけれども、そうすると高齢者世帯とかそういうところに対しての日常的な費用を抑えられるし、消費税増税に対しても何とか耐えられるようにも改善できるかなと思うんですが。 ○小鷹房義議長 川田水道課長。 ◎川田正信水道課長 お答えいたします。 水道料金の料金体系について、最も基本的なところでございますけれども、それについて変更してみたらいかがというようなお話だと思いますけれども、近隣市町の料金体系のほうを見ていきますと、基本的には水道メーターの口径ごとに基本料金が設定されておりまして、それから今おっしゃられた水量料金につきましても、基本的には10立方メートルまでというのが圧倒的でございます。それからその後の階層別の水量、それぞれの基本単価、そういうものは各市町村で異なりまして、またメーター使用料の有無なども相違がございます。 今おっしゃられました1か月当たり5立方メートルまでというような水道料金のほうの体系をとっているところは近隣ですと、ないというふうに思われます。 それと、本町の水道料金の供給単価でございますけれども、1立方メートル当たり141.9円と、ほかの例えば東松山市でございますと139.6円、それから川島町が141.3円と、近隣で見ますと3番目に低い数値で、それ以外につきましては滑川町が150.7円ですとか越生町が171円と、非常に本町よりも高い数値というようなことになっておりまして、これらのことを総合的に鑑みますと、ほぼ鳩山町の水道料金というのは妥当で適正ではないかというふうに考えております。 そういうことから、今、根岸議員さんのおっしゃられたようなことを踏まえまして検討するということも必要もあるかもしれませんが、今現時点ですと水道料金についてこのまま維持することもおかしくはないかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。 最初に、原案に反対の議員の発言を許します。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 水道会計は、今までの会計を見て豊かというか、余っているというほどじゃないと思うんですが、26年度から会計原則というか、規則が変わりましたので、幾分利益が出る方向にもなっているんじゃないかなと思うんです。それだけでもないんですけれども、今回は消費税が3パーセント上がるということなので、暮らしは大変になるわけです。 鳩山町で初めに消費税が3パーセントかかったときに、上げないで頑張れたんですね。それは議会のほうで上げるなと言ったんですよ。それで、とにかく1年目、2年目あたりは何とかそれで行ったんですけれども、どうも上げないといけないというようなことになって、それをやっぱり内税というよりも本体を下げたんですね、基本料金を下げたんですよ。下げて3パーセントを取ることになった、条例に3パーセントを取るというのがそこで初めて入ったんですよ。 そういう努力もしてもらいたいし、また、10立方メートルじゃなくて5立方メートルからというのは、近隣ではやっていないと言うけれども、嵐山ですとかは下げているんですよね。そういうところとか川越とかいろいろ研究しているところがありますので、またそういう要望も強くなっているわけですよ。1人世帯というのは多くなっているし、5立方メートル以下でもまだ水を節約するというような人もいらっしゃるわけで、そういう意味からもぜひこの消費税分を上げないような努力をお願いしたいと思います。 以上、反対の討論とします。 ○小鷹房義議長 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 賛成討論なしと認めます。 次に、原案に反対の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 反対討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第23号 平成26年度鳩山町水道事業会計予算の議定についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 会議の途中ですが、ここで休憩いたします。 午後1時から再開します。                              (午後零時02分)---------------------------------------小鷹房義議長 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後零時59分)--------------------------------------- △議案第24号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第8、議案第24号 町営土地改良事業の経費の賦課基準並びにその徴収の時期及び方法についての質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 受益者分担金の割合についてなんですけれども、10パーセント相当額ということなんですよね。水田の所有面積というのはどのぐらい大きい面積を持っている人がいるんでしょうか。 ○小鷹房義議長 清水産業振興課長。 ◎清水一美産業振興課長 お答えいたします。 申しわけないんですけれども、個々の所有者ごとの面積の内訳は特に現段階で今現在データをお持ちしていないんですけれども、総面積としては泉井の田んぼ基盤をやったところの田んぼの面積全てという扱いになっておりまして、21万6,653平米ございます。地権者数とすると51名、筆数で156筆となっております。 以上です。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 泉井の暗渠排水事業については多分前に質疑で準備金といいますか、積立金等ができているというような回答がありましたよね。面積割合で積立金もしているんだと思うんですけれども、その辺はわかりますでしょうか。 ○小鷹房義議長 清水産業振興課長。 ◎清水一美産業振興課長 お答えいたします。 毎年、田んぼの面積に応じて10アール3,000円で組合費として払っているというふうに聞いております。 以上です。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 大土地所有者というか、そういう方がいるかどうかわからないですけれども、そういう人が同意していくというふうになると、やはりそれなりの資金、一時分担金が必要になるわけで、そういう点もあって、随分前に須江大沼の改修では分担金が5パーセントになったことがあるんですよね。そういうふうに分担金は、町としては要するに合意を形成するために変更するということがあり得ますか。 ○小鷹房義議長 清水産業振興課長。 ◎清水一美産業振興課長 お答えいたします。 須江の大沼の時点のちょっと状況がよく私もわかっていなかったんですけれども、現在の町の要綱から申し上げますと1割負担ということになっておりまして、当初、泉井地区の暗渠排水工事を実施する最初のころから1割の受益者負担金というのは必要になりますというお話をさせていただいて、それに基づいて事業を実施してきたということでございます。 以上です。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第24号 町営土地改良事業の経費の賦課基準並びにその徴収の時期及び方法についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○小鷹房義議長 起立全員です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第25号の質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 日程第9、議案第25号 工事請負契約の変更契約の締結について(毛呂山・越生都市計画事業今宿東土地区画整理事業第5街区7画地ほか宅地整地工事)の質疑を行います。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 提案理由のときに説明があったかどうかわからないんですけれども、簡単に伺いますけれども、1月の臨時議会でこの契約についての議案が出されて、それが通ったわけですけれども、その時点で3月末ということですよね。これはあれなんですか、業者のほうは承知して工事が完成するというようなことで引き受けているわけなんでしょうか。その入札のときの条件みたいなものは何かあったわけでしょうか。 ○小鷹房義議長 石川まちづくり推進課長。 ◎石川泉まちづくり推進課長 お答え申し上げます。 当該工事につきましては、当初地域の元気臨時交付金の充当を一般会計からの繰入金として予定しておりましたが、この地域の元気臨時交付金は通常の繰越事業への活用を認めないとの県の見解でございました。やむなく事故繰越として使うというか、そういう事業を計画しておりまして、そのため当初の契約期間が1月末の臨時会で議決をいただいて3月でできるのかということでございますが、確かにちょっと無理のある期間であったものでございます。しかし、その後事故繰越に対しても地域の元気臨時交付金を充当することはよろしくないというような県の判断がございまして、財源を変更するとともに、繰越事業として改めて工期の延長をする必要が生じたものでございます。 このため1月の臨時議会で議決をいただいたわけですが、そのときに同時に繰越明許の土地区画整理事業特別会計補正予算と地域の元気臨時交付金からふるさとづくり基金繰入金への繰出金の財源を振り替える一般会計補正予算の議決をいただいたものでございます。 これにより、この議会におきまして当該工事の工期を3月31日から工事完了までの期間を見込んだ9月26日とさせていただくとともに、消費税額の増額分を加算した契約額での工事請負契約の変更契約の締結の議案を上程させていただいたものでございます。 終わります。 ○小鷹房義議長 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 今の説明だと契約での工期との関係で何か条件がついているというふうには聞き取れないんですけれども、そういうことで各社が応札しているんだと思うんですよね。そういう意味で何かもう少し説明をお願いします。 ○小鷹房義議長 石川まちづくり推進課長。 ◎石川泉まちづくり推進課長 お答えいたします。 当初の入札につきまして、この工事につきましては一応3月末が工期となっておりました。これについては特に業者のほうと打ち合わせ等をしておったわけではございません。一応この工期でやるということで入札を行って、それで入札をしていただいて契約したということでございます。 今申し上げました事故繰越がどうのこうのというのはこちらのほうで考えていたことでございまして、その工期で終われば地域の元気臨時交付金の充当も可能であったとは思いますが、実質こういうことになりまして今回延長の変更契約をお願いするものでございます。 終わります。 ○小鷹房義議長 ほかにございませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。     〔「なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから議案第25号 工事請負契約の変更契約の締結について(毛呂山・越生都市計画事業今宿東土地区画整理事業第5街区7画地ほか宅地整地工事)を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。---------------------------------------人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
    小鷹房義議長 日程第10、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 暫時休憩いたします。                              (午後1時09分)---------------------------------------小鷹房義議長 再開いたします。                              (午後1時15分)---------------------------------------小鷹房義議長 町長に説明を求めます。 小峰町長。     〔小峰孝雄町長登壇〕 ◎小峰孝雄町長 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることにつきましてご説明いたします。 このたび人権擁護委員の宮崎稔氏が本年6月30日付で任期満了となることに伴い、さいたま地方法務局長から候補者の推薦依頼があったため、宮崎稔氏を再任として推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。よろしくお願いをいたします。 ○小鷹房義議長 お諮りいたします。人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、ただいまお手元に配付した意見書のとおり適任と答申したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 異議なしと認めます。 よって、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、お手元に配付した意見書のとおり適任と答申することに決定いたしました。---------------------------------------議員派遣について ○小鷹房義議長 日程第11、議員派遣についてを議題とします。 全国町村議会議長会主催、第39回議長副議長研修会に、地方自治法第100条第13項の規定による調査のため、会議規則第129条の規定により、お手元に配付しました資料のとおり議員を派遣したいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 異議なしと認めます。 よって、お手元に配付しましたとおり議員を派遣することに決定いたしました。 ここで休憩いたします。 午後2時より再開します。                              (午後1時18分)---------------------------------------小鷹房義議長 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時59分)--------------------------------------- △日程の追加 ○小鷹房義議長 ここで議長として報告をします。 先ほど根岸富一郎議員から、会議規則第14条第1項及び第2項の規定により、発議第1号 特定秘密保護法の撤廃を求める意見書案についてが、野田小百合議員から発議第2号 集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書案についてが提出されました。また、議会運営委員会委員長、各常任委員会委員長から会議規則第75条の規定による閉会中の継続調査申出書がそれぞれ提出されました。議案及び申出書につきましてはお手元に配付しておきましたので、ご承知願います。 お諮りいたします。ただいま報告しました議案等を日程に追加し、追加日程第12、追加日程第13及び追加日程第14として議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 異議なしと認めます。 よって、ただいま報告しました議案等を日程に追加し、追加日程とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △発議第1号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 追加日程第12、発議第1号 特定秘密保護法の撤廃を求める意見書案についてを議題とします。 初めに、趣旨説明を求めます。 根岸議員。     〔10番 根岸富一郎議員登壇〕 ◆10番(根岸富一郎議員) それでは、発議第1号を朗読して趣旨説明をしたいと思います。 発議第1号                              平成26年3月14日 鳩山町議会議長 小鷹房義様                             提出者 根岸富一郎                             賛成者 石井計次                             賛成者 野田小百合 特定秘密保護法の撤廃を求める意見書案 上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出します。 趣旨説明 特定秘密保護法は昨年暮れに可決成立されましたが、この法律は世界の流れに逆行して、これから秘密をつくろうとし、日本国憲法の基本原則を根本から覆し、国民の知る権利を奪い、報道、言論の自由を抑圧し、平和、自由、民主主義を脅かす法律である。 よって、特定秘密保護法を撤廃することを求める意見書を提出します。 補足説明等はありません。 ○小鷹房義議長 次に、意見書案を職員に朗読させます。 戸口議会事務局長。 ◎戸口勉議会事務局長 それでは、意見書案を朗読いたします。     〔朗読〕 ○小鷹房義議長 発議第1号の趣旨説明並びに意見書の朗読が終わりました。 これから質疑を行います。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。 最初に、原案に反対の議員の発言を許します。 小川議員。 ◆6番(小川唯一議員) 特定秘密保護法の撤廃を求める意見書提出に対する反対討論をいたします。 国家安全保障に係る秘密の漏えいを防ぐのがこの法律の目的であり、およそ普通の国ではこの種の法律を持っています。特定秘密保護法案の対象は、防衛だけでなく、外交、テロ防止、スパイ防止を含む4分野で機密性の高い特定秘密を保護しようというのが狙いであります。戦争の時代に戻るというものではなく、安全保障上の備えをしたのにすぎない。国民を領土を国益を守るための法律であります。国民が知るべき情報ならば秘密ではありません。どの国にも特別に秘密にすべき情報はあります。外交交渉の手のうちを明かすことになれば国益を守ることはできない。混沌としている現在、世界情勢の中では自衛隊の内部情報は機密でなければなりません。 以上で反対討論といたします。 ○小鷹房義議長 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。 野田議員。 ◆5番(野田小百合議員) 賛成討論をいたします。 日本の言論自由度は世界で59位、国際ジャーナリストがつくる国境なき記者団が2月12日に発表した世界180か国中の順位です。日本が急激にランクを落としたのは3.11原発事故以降ですが、昨年の53位からさらに59位に落ちました。5段階に分けられていますが、主要先進国で唯一顕著な問題のある国のグループになってしまいました。順位が落ちた大きな理由は、特定秘密保護法にあると指摘されています。自国の客観的状況が知らされることなく戦争への道へと突き進んでいった過去の過ちがあります。そんな過去の歴史を再び歩み出すのではないかと不安を覚えるのは私だけでしょうか。 政府が保有する情報は、主権者である国民の共有財産です。特定秘密保護法によって国民の知るべき情報の流れを統制するのではなく、情報の適切な管理と公開の徹底、国会による監視機能の徹底こそが民主国家の基本です。民主主義とは一体何でしょうか。国民が主役なのです。国民の思いをしっかりと受けとめて法律をつくることが、国会の責任であり役割だと思います。特定秘密保護法案の審議、採決など、国会運営は非常に問題があり、後世に禍根を残す暴挙で、地方議会の模範となるべき国会において、このような国民の思いを裏切る強硬な議会運営がなされたことに非常に憤りを覚えます。 政府の秘密指定を国会が監視する新機関について、自民党プロジェクトチームによる原案が出されました。新機関は政府による秘密指定の適否を判断せず、政府判断を事実上追認するだけの組織ではないかと新聞で報じられていました。また、国会議員が本会議などで特定秘密を漏らしても憲法の規定で処罰はされないものの、懲罰対象となる可能性を残し、国会審議でない取材などで秘密を漏らせば特定秘密保護法に基づき処罰されるとなっているそうです。懲罰などを恐れた議員が特定秘密関連の質問を敬遠してしまうおそれがあります。これでは国会の監視機能は全く働かず、国会の果たすべき責務が果たせなくなってしまいます。 特定秘密保護法は、国民の知る権利を侵し、言論の自由、取材・報道の自由を脅かします。個人のプライバシーを侵害します。この法律は憲法の精神に反します。特定秘密保護法は撤廃すべきと考えます。 ○小鷹房義議長 次に、原案に反対の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 反対討論なしと認めます。 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 賛成討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから発議第1号 特定秘密保護法の撤廃を求める意見書案についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △発議第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○小鷹房義議長 追加日程第13、発議第2号 集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書案についてを議題とします。 初めに、趣旨説明を求めます。 野田議員。     〔5番 野田小百合議員登壇〕 ◆5番(野田小百合議員) 趣旨説明いたします。 発議第2号                              平成26年3月14日 鳩山町議会議長 小鷹房義様                             提出者 野田小百合                             賛成者 小峰文夫                             賛成者 日坂和久 集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書案 上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出します。 趣旨説明 憲法は、首相を初め国家権力を厳格に拘束するものであり、国民主権の立場で国家権力を制限し、国民の人権を守ることが憲法の役割であり、立憲主義の原則です。このような憲法の本質に照らして、憲法の解釈は権力者の恣意に任せられることがあってはなりません。 よって、集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書を提出します。 ○小鷹房義議長 次に、意見書案を職員に朗読させます。 戸口議会事務局長。 ◎戸口勉議会事務局長 それでは、朗読いたします。     〔朗読〕 ○小鷹房義議長 発議第2号の趣旨説明並びに意見書の朗読が終わりました。 これから質疑を行います。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 質疑なしと認めます。 これで質疑を終結します。 これから討論を行います。 最初に、原案に反対の議員の発言を許します。 小川議員。 ◆6番(小川唯一議員) 集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書提出に反対討論をいたします。 今や国民の安全と国家の存立が危ぶまれているときです。集団的自衛権行使の解釈などの見直しが国民の生命と安全を守るのです。周辺国との戦争を避けるためにも世界の常識に沿った防衛力の整備をすることが重要です。世界の常識では相手の攻撃をためらわせる十分な反撃力を持つことは抑止力となり、集団的自衛権の行使を容認すること、日米同盟を平等・互恵の関係に変えていくことであります。日米同盟を強化し、抑止力を高めるために必要であります。有事に米国を助けられないことは同盟国の崩壊を意味し、一国平和主義、経済至上主義で走ってきた日本は世界のリーダー的存在となった今日、国際社会の中で国力に見合った負担をしていかなければならないと思います。 以上で、本案に対しての反対討論といたします。 ○小鷹房義議長 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。 日坂議員。 ◆3番(日坂和久議員) それでは、賛成討論をいたします。 我が国は主権国家であります。主権国家である以上、個別的、集団的を問わず自衛権を有することは当然であると思いますが、集団的自衛権についてはいかなる内容のものであれば国民の安全が確保でき、また国益にかなうものなのかなど、国民に対し説明責任もなされていないし不明瞭な点が多いと思います。アメリカから要請されれば、いかなる場合でもアメリカに追随し武力行使をしなければならないのか、あるいは自衛という意味で大義がなければ拒否できるのか、国民的議論が必要であり、集団的自衛権の行使容認については正面から憲法改正の議論によって実施するか否かを決めるべきであると考えます。その時々の政権の解釈改憲では立憲主義の原則において到底許されるものではないと考えます。 賛成討論といたします。 ○小鷹房義議長 次に、原案に反対の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 反対討論なしと認めます。 次に、原案に賛成の議員の発言を許します。 根岸議員。 ◆10番(根岸富一郎議員) 私も賛成の討論をしたいと思います。 3月4日、日本共産党の小池晃副委員長の参議院予算委員会の質問で、憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使が認められれば、日本が武力攻撃を受けていなくても武力の行使が可能になります。そうすればテロ特措法やイラク特措法にあった歯どめは取り除かれ、海外での武力の行使も戦闘地域での活動も可能になりますと安倍晋三首相にただしました。安倍首相は、安保法制懇の結論を得て、どういう解釈をすべきかを決定して法改正を行い、政策的選択肢によって行使されるなどと、その可能性を否定できませんでした。 これまで自民党政権はアフガン戦争とイラク戦争に際し、自衛隊を派兵し補給や輸送などの米軍支援を可能にするため、特別措置法であるテロ特措法とイラク特措法を制定しました。いずれの特措法も基本原則を定めた第2条で、自衛隊の活動は武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならないと規定しました。活動地域についても外国の領域での活動を認めつつ、現に戦闘行為が行われておらず、かつそこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域に限定しました。つまり自衛隊は米軍支援を実施するけれども、海外で武力の行使はしないし、米軍などが武力を行使している戦闘地域でも活動しないということでした。 安倍首相によって勝手な解釈改憲をつくり上げ、集団的自衛権の行使が認められるならば、この歯どめも取り払われることになります。戦後、平和憲法のもとで歩んできた国のあり方を根本から変える集団的自衛権の行使容認は絶対に認められません。 以上、賛成討論とします。 ○小鷹房義議長 原案に賛成の議員の発言を許します。     〔発言する人なし〕 ○小鷹房義議長 賛成討論なしと認めます。 これで討論を終結します。 これから発議第2号 集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書案についてを採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○小鷹房義議長 起立多数です。 よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △閉会中の継続調査の申し出について ○小鷹房義議長 追加日程第14、閉会中の継続調査の申し出についてを議題とします。 議会運営委員会委員長及び各常任委員会委員長から、お手元に配付のとおり、会議規則第75条の規定により閉会中の継続調査の申出書が提出されております。 お諮りいたします。議会運営委員会委員長及び各常任委員会委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○小鷹房義議長 異議なしと認めます。 よって、議会運営委員会委員長及び各常任委員会委員長からの申出書のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○小鷹房義議長 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 会議を閉じます。 これをもちまして、平成26年第1回鳩山町議会定例会を閉会いたします。 長い間お疲れさまでした。                              (午後2時23分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  平成  年  月  日    議長    小鷹房義    署名議員  根岸富一郎    署名議員  中山明美...